車いすツインバスケットボールは基本ルールは通常のバスケットボールと同じです。
・5人でプレーします。
・1ゴール2点、スリーポイント3点、フリースロー1点
・ドリブル、トラベリングあり
・10分4クウォーター制
このページでは通常のバスケットボールと車いすツインバスケットボールの相違点を紹介します。
前ページで紹介した低いゴールを使用すること、車いすを使用するところも大きな相違点です。
【プレーヤーの組み合わせ】
通常のバスケットボールはベンチ入りしているメンバーはどの組み合わせでも出場できます。
(センター、フォワード、ガードといった組み合わせはありますが)
ツインバスケットボールは各選手の障害レベルによって持ち点がついています。
この持ち点の合計が11.5点に収まるようにメンバー5人を選ぶ必要があります。
持ち点は障害が重いほど小さい点数となっており、障害の軽い選手のみで出場することを制限しています。
(障害レベルが重い選手も貴重な戦力としてプレーすることができます。)
【ボールのサイズと素材】
通常のバスケットボールは高校生以上は7号の合皮のボールを使用します。
ツインバスケットボールは5号のゴムのボールを使用します。(小学生と同じサイズ)
ツインバスケットのプレーヤーは両手に障害があり、軽くて滑りにくという理由でこのボールを使用しています。
【ダブルドリブル】
通常のバスケットボールはドリブルを一旦やめた後にもう一回ドリブルを行うことを禁止しています。
これをダブルドリブルといいます。
ツインバスケットボールはこれを許しています。
ツインバスケットボールは車いすを2回漕いだら1回ドリブルすることになっています。
車いすを2回漕ぐ際、ボールは膝の上に押せていますので、ダブルドリブルがあると移動が制限されるため、ダブルドリブルが許されています。
ちなみにトラベリングは通常のバスケットボールは3歩で反則、ツインバスケットボールは車いすを3回漕いだら反則となり、ほぼ同じです。
【制限時間超過の反則】
バスケットボールには一定の時間を超えると反則となるものがあります。
ツインバスケットボールのプレーヤーは通常のバスケットボールプレーヤーのように俊敏に動けないため、その時間を長くしています。
通常のバスケットボール | ツインバスケットボール | |
バックコートからフロントコートにボールを運ぶ時間 | 8秒 | 15秒 |
スローインでパスを出すまでの時間 | 5秒 | 5秒 |
シュートを打つまでの時間 | 24秒 | 30秒 |
制限区域に留まってよい時間 | 3秒 | 8秒 |
【制限区域】
通常のバスケットボール:ゴール下の長方形のエリア
ツインバスケットボール:ゴール下の長方形のエリア+フリースローサークル
プレーヤーについては次ページ「3.プレーヤーについて」へ
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