このページでは車いすユーザーである我々が、練習会場、試合会場である体育館までの移動手段について紹介します。

練習、試合ではバスケット用車いすが必要になります。
この大荷物を運ぶには公共交通機関では付き添いの人がいても大変です。

ということで自動車で運搬することになります。
両手足に障害を抱えて自動車の運転?と思われるかもしれませんが、市販の自動車に手動装置を取り付けるだけで、手だけでの運転が可能となります。


手動装置はレバーを引くとアクセル、レバーを押すとブレーキが動作します。
レバーは足元のアクセルとブレーキとつながっています
アクセルとブレーキは残っているので健常者も運転できます


ハンドルは旋回ノブにより右手で回します。
色々な種類が販売されています。

 

運転は手動装置で行いますが、もう一つの問題が、自動車への移乗と日常用の車いすの格納です。
移乗ができなかった当然ながら運転できませんし、運転できても日常用の車いすを格納できなかったら移動先で自動車から降りられません。
次に移乗方法と車いすの格納方法を紹介します。


運転席に車いすを近づけます
車いすと運転席の隙間がかなりあります

障害レベルが重度の選手はこの隙間を一気に飛び越すことができないので、台やボードなどで隙間を埋めます

腕、肩の力でお尻を浮かせて移動します

車いすのクッションを取り外し、車いすを折りたたみます

運転席を倒して車いすを持ち上げます

車いすをお腹の上を通過させ後部座席に移します。

後部座席に車いすを格納します。

 

車いすの積み下ろしは次のような装置でも可能ですが高額です。
写真は株式会社 ミクニ ライフ&オートのオートボックスという製品です。

 

手動装置などの詳細は株式会社 ミクニ ライフ&オートのホームページより確認して下さい
http://www.nissin-apd.co.jp/

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