障害のレベルに関係なくプレーに参加し活躍できるルールが車いすツインバスケットボールの特徴であることを前頁で説明しました。
「皆が出場し、皆が活躍する」思想は他のスポーツにないシステムであり、より多くの人が楽しめるようになっています。
これは車いすツインバスケットボールの魅力の一つです。

このページでは上記以外の魅力を紹介します。

ツインバスケットボールのプレーヤーは腕や手にも障害があり、通常のバスケットボールよりスピード感がなく、シュートも遠くから打つことができません。
しかし、上ゴール、下ゴールの2種類のゴールを使用することと、円内、円外、上の三種類のシュート方法により上ゴール→下ゴール、下ゴール→上ゴールと攻撃する方向を変えることができ、攻撃の展開が目まぐるしく変化します。
この攻撃の展開の速さがツインバスケットボールの魅力です。

下記にシュートレンジとシュートの向きを図で解説します。

【通常のバスケットボールのシュートレンジとシュートの向き】

上ゴールに対して一方向で攻撃する。
・シュートレンジが広く、インサイド、ミドル、アウトサイドの空間(距離)を使って攻撃する。

 

【ツインバスケットボールのシュートレンジとシュートの向き】

・上ゴール、下ゴールの二方向に攻撃する。
・シュートレンジは狭いが、下ゴールのシュートは360度どこからでもシュートできる。
・円内、円外、上の三種類のシュート方法により上ゴール→下ゴール、下ゴール→上ゴールと攻撃する方向が変化する。
・ディフェンスは両方のゴールを意識して守るため状況判断が求められる。

 

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