車いすラグビー体験
9月15日に岐阜県友愛アリーナで日本車いすラグビー連盟主催の車いすラグビー体験会が開催されました。
フェニックスから選手3名、マネージャー2名が参加しました。
東海地区はツインバスケットボールがメインで行われており、車いすラグビーのチームがないため、普及活動として開催されました。
車いすラグビーはパラリンピックの種目となっており、オリンピックイヤーはよく目にするスポーツです。車いすラグビーとツインバスケットボールは車いすを使用するスポーツではありますが、コンセプトの異なるスポーツです。一番の違いは車いすでの接触が明に許されているか否かです。
車いすラグビーはラグビーと同じくタックルとして相手に体当たりして止めたり、吹き飛ばすことが許されています。車いすはそのコンタクトに耐えられるように頑丈に作られていて、それ故に重量もバスケット用車いすより3〜4Kgほど重くなっているようです。
そんな車いす同士が相手を吹き飛ばそうとぶつかり合う訳ですから接触の瞬間に「ギャッシャ」「ガン」といった激しい音を立てます。そしてその音ともに振動が床を通して、側にいるだけの人にも伝わる程です。
実際にラグビー用の車いすに乗せてもらい、最初に感じたことは車高が低いということです。
重量については普段から重りを装着して練習しているためそれほど気になりませんでしたが、車高が低いため、タイヤを漕ぐときの腕の角度が違い、より多く肩を上げる動作になります。
いつもと異なる漕ぎ方のため、アップだけで肩周りがパンパンになり挫けそうでしたが、アップが終わった頃から漕ぎ方にも慣れてきたため、ようやく楽しさが追いついてきたという感じです。
体験会の内容は大まかに以下の通り
・ルール説明
・デモゲーム
・車いす操作
・ミニゲーム
ミニゲームで実際にプレーした際、タックルしても良いと分かっていても、ツインバスケットの癖が抜けず、接触しないように止まったり、2回漕いだらドリブルしたりと苦労する選手もいました。
※車いすラグビーは10秒間に1回ドリブルすればよく、その間は何回でも漕ぐことが可能
今回の車いすラグビー体験の感想として4つ
①率直に初めての体験ができ純粋に楽しかった
②4対4でプレーするため一人あたりのコートの面積が広く、ディフェンスはいっぱい走る必要がある
③ハイポインターはツインバスケットの4点選手よりスピードが速い(障害の種類の違いにより)
④役割が明確でローポインターはスクリーン職人として献身的な役割が求められる
車いすラグビーもツインバスケットもそれぞれいいところがあり、車いすラグビーの走破力をフェニックスのバスケットに取り入れ、走り負けしないチームができたら楽しいだろうなと感じました。
(そこまでの道のりはまだまだ長そうですが)
今回の体験会にはパリパラリンピックの日本代表の若山選手と橋本選手が参加しており、記念撮影をしていただきました。(やっぱり私はミーハーです。(^_^;))
あと体験は障害ありの部門と健常者の部門に分かれて行われ、マネージャーも健常者の部門に参加し、とても楽しそうにプレーしていました。
日本車いすラグビー連盟のスタッフの皆様
とても素晴らしい体験会を開いていただき、ありがとうございました。
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